距離や重さの単位という考え方を子供に理解させるための会話例
- 学習のカリキュラム構成
- 距離や重さの単位という考え方を子供に理解させるための会話例
- 「わかる」と「ちょっとわかる」の違いを子供に教えるための具体と抽象という考え方
子供に単位(重さ:グラム、キログラム、長さ:ミリ、センチ、メートル、キロ)の概念を教える方法についてのページです。
なお、これぐらいの知識・能力を持っている子供に対して説明する前提です。
- 10までの数字を理解
- 10までの足し算
- ものを取ってくる等、簡単な手伝いができる
なお、実際に聞かれて効果があった方法なので、子供に単位について教えるチャンスがあったら試してみてください。
実際の会話例
ママ、単位ってなに?
それはね。。。(難しいことを聞くわね)
さっき○○ちゃんにお手伝いをしてもらったよね。
お手伝いを頼んだ時に伝えた3つのことを覚えてる?
うーん。なんだっけ?
それは、「もの」、「数字」、「単位」だよ。
「ティッシュを3枚 もってきて」というお手伝いだと、
ティッシュ が もの。3 が数字。枚 が単位になるの。
それでは質問です。
単位がないと何で困るでしょう?
わかった!
何枚持ってくればいいか分からないから!
正解!
ティッシュだと1「枚」か1「箱」かで意味が違うでしょ?
だから単位がないと、お願い事を正しく言えないんだよ。
単位にも種類がたくさんあるよ。
長さの単位、広さの単位、他にもたくさん。
長さだと、爪の長さは1ミリ2ミリだし、身長は何センチって数えるよ。
数える「もの」によって「単位」はいろいろあるんだ。
わかった?
うん。
わかってるよ!
ホントに分かったのかしら。。。
じゃあ、何がわかったのか言葉にして教えてくれる?
えーと。。。
・・・
・・・
・・・
今は言いたくないから、また今度言うね。
(まだまだ分かってないわね。。。)
でも、ちょっとは分かったみたいだから、あとでパパに話してみてね。
以上が、ほぼ実際にした会話です。
単位を理解するのはまだ難しい様子でしたが、本人なりに理解したところもあるようです。
説明のポイント
ポイントは、最初に単位が必要な理由:数字だけではお願い事を伝えられない、を説明すること。
この時に子供の直近の経験を使うとスムーズです。
次に具体例な説明をすること。
最低でも2つの具体例を出した方が上手くいきやすいです。
子供にも例を考えさせるもの良い手です。
最後のポイントは何を理解したか子供に聞くことです。
子供が「わかった!」という時、たいてい分かってないです。
言葉にしようとしてはじめて、分かったところと分かってないところがあることに、子供が自分で気が付きます。
この「説明させる」は教育の超重要テクニックなので実践してない方は今すぐ取り入れることをお勧めします。
ちょっとした質問をするかどうかで、5年後・10年後の学力が大きく違ってきます。
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