【たった1つ】自宅で迷路プリントを上手く使うためのコツ
印刷した迷路プリントを自宅で上手く使うためのたった1つのコツを紹介します。
このコツを知らずに迷路を子供に渡しても、子供が興味を持たない、子供が集中して迷路をしない、という結果になりがちです。
答えはたったひとつ、○○です。
何だと思いますか?予想してみてください。
声かけ?プリントを渡すタイミング?親子関係の良好さ?
いろいろな意見があることと思います。
いきなり答えになりますが、↓↓こちら↓↓です。
迷路プリントは「子供に目標を決めさせる」だけで上手くいく
答えは、「子供に目標を決めさせる」です。
ようは子供のモチベーションをしっかり把握して、タイミングよく思い出させてあげるだけでオーケーです。
例えば、子供の目標が「もっと賢くなりたい」だとします。
この場合、親の役割は2つのメッセージを子供に送る事です。
第一のメッセージ:やればできる
1つは、迷路をやると賢くなれるよ。ということです。賢さは今の能力で決まっているのではなく、今何をするかで大きく変わるということを教えていきます。
このことを「やれば できる」と言います。子供が自分でできると信じてなければ、モチベーションは絶対に生まれません。このポイントを意識してください。
子供がやればできると信じているかを確認する方法は簡単です。
ただ、このように聞いてみてください。
「~ができると思う?」と。
もし子供が「うん」と答えたら、第一のメッセージは子供に伝わっています。
そうではなく、「無理~」とか「どうかな~」とか「わからない」と答えたなら、次のステップに進む前に焦らず、粘り強く「やれば できる」ことを伝えてください。
この時点で親ができることは3つあります。
- 「やれば できる」ことを何度も伝える。他の子ができた事例を詳しく教えたり、動画や本などを使うことも有効です。
- 目標を小さなステップに分解する。「上手におしゃべりをする」より「ひらがなを覚える」の方が簡単です。「ひらがなを覚える」より「あいうえお を書けるようにする」の方が具体的です。このように、より簡単で、より具体的な目標にしていきます。
- 別の目標を与える。上の2つの方法を使っても子供ができると思わない場合は、いったん別の目標に切り替えます。子供の能力はすべてつながっています。数字の勉強をすることで文字が覚えられるようになったり、運動をすることで考えるスピードが上がったりすることがあります。
とにかく子供が「やれば できる」と思う目標を見つけることが大切です。
第二のメッセージ:これでできる
もう1つは、賢くなれる迷路が手にはいったよ。この迷路プリントをやるれば賢くなれるよ。と言うことです。
第一のメッセージで子供は目標を持ちましたが、まだ十分ではありません。
次は子供が具体的な行動をとることが必要です。
それは本を読むことかもしれません。
絵を描くことかもしれません。
公園を走り回ることかもしれません。
どのような方法を使えば、目標を達成できるか?この情報を、親であるあなたは子供に与えなくてはいけません。
子供は何も教えなくても自分で試行錯誤して学んでいくものですが、それに任せていては時間とお金をかけないで圧倒的な教育成果を上げることはできません。
子供は親であるあなたが今までの人生で培ってきた経験と知恵を受け継いで、親を超えて成長していくべき存在です。
そのためには、あなたが持っている最高の方法を、子供が使って成長していくように仕向ける必要があります。こういうことを言うと、子供の自由を親のエゴで・・・とか、子供の意思を大切に・・・とか言いだす人がいますが、無用な心配です。
そもそも子供は、親であるあなたより偉大で賢くなるべき存在です。それは生物としての性質から決まっていることです。
生物は環境の変化に適応するように、遺伝子レベルでプログラムされています。
実際、30年前と今でどれだけ環境が変化したかでいうと、通信技術とインターネットによる物理的距離の制約がなくなった点、スマートフォンでいつでもどこでもできること増えて時間的な制約がなくなった点、ビジネスの短寿命化により終身雇用が一般的ではなくなった点などの変化がありました。
これらの変化に親の世代は対応できているといえるでしょうか?
できてないはずです。
なぜなら、親の世代は30年前の環境に適応した結果、今の環境には適応できなくなっているからです。
環境の変化が激しい現代においては、これは必然の結果です。
現代の環境に適応できなくなりつつある親の世代と、現代の環境に適応しながら成長する子供たち、どちらが勝つかは明らかです。
だからこそ、親は教育について子供に遠慮する必要はないし、むしろ全力で教育に取り組まなければ、子供に失礼なのです。
幸い、教育で良い結果を得るための信頼できる方法は分かっています。
- 朝ご飯を食べさせる
- 目標を与える
- モチベーションを高める
- 情熱を伝播させる
- 自己肯定感を増やす
これらの結果が出ると分かっている方法を、親は子供に自信をもって進めるべきです。
いずれ親を超えてたくましく成長していく子供ですが、今はまだ親であるあなたのサポートが必要な時期です。
だからこそ、あなたは具体的な方法をもって子供に目標までの道のりを示してください。
子供は、たどり着けると信じられる目標を持ち、達成するために何をすればよいのか理解してはじめて行動できます。
子供が「この方法で できる!」と思うような手段を教えることが大切です。
事例の紹介
これだけでは分かりづらいかもしれないので、もう少し事例を紹介します。
事例その1:「友達に すごいね!と言われたい」
第一のメッセージ「○○ちゃんに すごいね!って言われるようになれるよ」
第二のメッセージ「この迷路を練習したら必ず上手になるから、そのあと○○ちゃんに迷路のコツを教えてあげたらいいよ」
すごいね!えらいね!と言われたいというのは、子供のみならず大人でも持っているモチベーションです。それだけに、このメッセージは多くの場面で使えます。
事例その2:「片付けができるようになりたい」
第一のメッセージ「おかたづけは上手になれるよ」
第二のメッセージ「この迷路をしたら おかたずけの順番が上手になるから練習したら?」
片付けができるようになりたい、といった一見迷路と関係なさそうなモチベーションの場合は説明に工夫が必要です。
迷路が伸ばせるスキルとしては、全体を俯瞰する力、予想・計画する力、考えるスピードアップ、というものがあるので、これらに関連させて子供が納得しそうな説明をしてください。
おすすめの目標:算数検定( ゴールドスター)
子供が特に目標を持ってない時に、おすすめの目標があります。
それは算数検定( ゴールドスター)にチャレンジすることです。
ゴールドスター(GS)は、小学校にスムーズに入っていける程度に、かず や かたち について理解しているかを確かめることができます。
小学校に入ったら、国語・算数などの教科学習が始まります。また、あいさつ・時間通りに行動する、といった保育園・幼稚園とは違う生活習慣も求められます。
子供たちの中には、他の子にはできることができないことで自信をなくし、どんどん勉強についていけなくなる悪循環に陥ってしまう子もいます。
そこで、幼児教育アカデミーでは算数検定( ゴールドスター)にチャレンジすることをお勧めしています。
メリットは2つあります。
- 自分で決めた目標を達成することで子供が自信をもてる
- 迷路をやるモチベーションにつながり、目標→学習→成長の好循環が期待できる
補足説明(概要)
算数検定は正式には実用数学技能検定といい、1級から11級と準1級、準2級、かず・かたち検定のゴールドスター、シルバースターを合わせて全部で15の階級があり、そのうちの算数領域である6級から11級、かず・かたち検定を、通称「算数検定」と呼んでいます。
ゴールドスターの内容を引用します。
検定の内容
10までの数の理解、合わせた数、◯△□を含む形の基本的な理解、やや複雑な積み木の数の理解、大小・長短・高低・多少・重軽、規則を見いだす力 など技能の概要
遊びや生活に役立つかずやかたち遊びや生活に役立つかずやかたち
クッキーなどの個数(10まで)を数えることができる。
背の高さなどを直接比べて比較できる。
三角形、四角形、丸の形などを使って遊ぶことができる。https://www.su-gaku.net/suken/lp/lp1.php
<算数・数学の学習をとおして身に付く力>
算数・数学の学習をとおして、計算の力や図形の問題を解く力が身につくのはもちろんのこと、以下のようなさまざまな能力が身につきます。
その1道筋を立てて考えられる「論理的思考力」
その2自分の考えを表現できる「コミュニケーション能力」
その3文章問題で、本当に問われていることを導き出せる「読解力」
その4一度使用した解き方を他の問題でも使用できる「応用力」
その5一方向からの視点だけでは解けない問題に取り組める「多角的な視点」
算数検定( ゴールドスター)の公式ページはこちらです。
https://www.su-gaku.net/suken/lp/lp1.php
「数学センス」が身に付く、ということを運営の目的として掲げている幼児教育アカデミーでは、この算数検定を一つの成果指標として使っています。
かず・かたち検定(ゴールドスター)の受験日は?
算数検定は年に3回(4月・7月・11月)あります。
いつでも試験があるわけでないので、試験時期を確認して計画的に準備をすすめましょう。
かず・かたち検定(ゴールドスター)の試験会場は?
かず・かたち検定(ゴールドスター)は自宅で受験できます。
問題が送られてくるので、子供が解答した答案用紙を返送します。
なお、返送料は受験者が負担します。
かず・かたち検定(ゴールドスター)の受験費用は?
検定料1700円(消費税込み)と返送料(実費)がかかります。
受験料の1700円には消費税は含まれています。消費税が10%に上がることもあり、消費税の負担もバカにならないので税込みなのは嬉しいですね。
解答用紙を返送するには、郵便局のクリックポストかヤマトのネコポスがおすすめです。
どちらも200円程度で送ることができます。
なお、2020年4月受験から検定料が1700円から2500円に値上がりします。
また子供の安全確保の観点から、同じく 2020年4月受験からは9級~11級までの個人受験がなくなります。GSの次は団体受験しかなくなるので、団体受験で11級を取るのか、あくまで個人受験でいきなり8級を狙うのか悩ましいですね。
かず・かたち検定(ゴールドスター)の年齢層は?
かず・かたち検定(ゴールドスター)は、保育園や幼稚園に通う子供が対象です。
教育に熱心な家庭だと3歳~5歳ぐらいで個人受験したり、一般的な幼児教室では年長修了程度の学力を目安として受験することが多いようです。
とはいえ、かず・かたち といった問題に興味さえあれば、2歳でも合格することは可能です。
年齢にこだわるよりも、子供が「やりたい!」というかどうかで受験を決めるとよいでしょう。
かず・かたち検定(ゴールドスター)で満点(15点)を狙うべき?
ブログの記事や幼児教室の広告などでは、「満点でした!」のような情報が目につきます。
結論から言えば、満点を取る必要はないです。
幼児教育アカデミーでは、子供のモチベーションを上げることが大切だと考えています。
満点を取れるかどうかを一度気にし始めると、子供のモチベーションが下がる可能性が出てきます。
また、仮に かず・かたち検定(ゴールドスター)で満点を取れたとしても、別の試験で満点が取れるかどうかという新たな問題が発生します。
満点かどうかを気にすることは百害あって一利なしです。
満点を取るための勉強は効率が悪いのです。
満点を取るには、理解している内容を何度も解くことになるためです。
既に理解できている問題を何回やっても成長にはつながりません。
70点を取るより100点を取ることの方が圧倒的に労力がかかるのは家事や仕事でも同じです。
それほど労力をかけて100点満点を取ったところで、手に入るのはちっぽけな自己満足(しかも短期間で崩れ去り失われる運命の・・・)だけです。
それよりも最短の勉強時間と少しのお金を使って70点を取って合格し、それを自信とモチベーションの源にしながら次の目標に向けて進んでいく。
その方が良いとは思いませんか?
もちろん、基礎の理解をおろそかにしないまま、点数だけを取ればいいと言っているのではありませんよ。
どんどん次のステップに進むことができるだけの力を付けながら、必要な時に必要な量の学習をするべき!という話です。
幼児教育アカデミーでは、時間とお金を無駄にしないための勉強法も提供していく予定です。
そのためのシステムも少しずつですが形になって(今は迷路だけにしか対応してないですが・・・)います。
システム+ノウハウ+圧倒的な教材、これが幼児教育アカデミーの最初に目指す姿です。
幼児教育アカデミー会員募集ページは↓↓こちら↓↓です。
幼児教育アカデミーの会員ページでは、迷路の理解度チェックができるなど学習のサポートするシステムが使えます。また、権利の関係でインターネットで一般には公開できないような、家庭学習に役に立つ様々な情報を共有しています。
少しでも興味があれば参加してみてくださいね。
ちなみに、うちの子供の算数検定(ゴールドスター)の結果(点数)はこちらで紹介しています。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません