子どもの才能を伸ばす最高の方法 モンテッソーリメソッドの知識で普通の家庭でも子育てレベルを1段上げるための12の秘密とは?
概要
子育てに必要な知識を短期間で学べる書籍情報です。
「子供の自主性を育む」と話題のモンテッソーリ メソッド(モンテッソーリ教育)の3つの特徴を知ってもらって、どのような場面で使っていけばいいかを紹介します。
普通の家庭でうまく子育てをしていくためにチェックするべき12個のポイント(秘密)について書きました。よかったらご自宅の状況はどうかチェックしてみてください。
モンテッソーリ メソッドの 3つの特徴とは?
特徴1:子供の自主性を最大限にサポートする
モンテッソーリ教育とも呼ばれるモンテッソーリ メソッドでは、子供が自分でできるように「環境を整える」ことが大事だと考えます。 親は「どうやったら子供が自分でできるか」ということだけに集中します。
例えば、子供が使いやすいサイズの机や椅子やハサミを、子供が必要としたときに自分でとれる(手が届く)場所に用意する、といったことです。
もし子供が「ママあれ取って」と言うことがあれば、 モンテッソーリ メソッド 的には改善ポイントです。子供が自分で取って、自分で元に戻せるような場所がないか考えてみてください。
子供の日常生活のちょっとした良し悪しは、1年365日少しずつ子供の成長に影響します。
子供にどのような教材を与えるかも大事ですが、子供が生活を通してどれだけ学習しているかも大切です。
また、サポートの意味は、子供が望んでない時は手を出さずに見守るということです。子供との関わり方に絶対的な正解はないですが、絶対的な失敗はあります。
子供が集中しているときに親の都合で割り込んだり、親の注意力不足が原因で必要もないのに子供の手助けしたりといった具合です。
(集中して積み木で遊んでいる。。。)
○○ちゃん。今日の晩御飯は何が食べたい?
(積み木をやめて)えっ?なーに?
(ちゃんと話を聞いてないわね。)だからー
このようなケースはよくあると思います。
大切なのは、少しでも早く失敗に気づくことです。このケースでは、せっかく子供が集中して取り組んでいる所をママが邪魔してしまっています。ところがママのほうは失敗に気づいておらず、「この子は話を聞いてないわね。ダメな子ね。」というマイナスイメージを持ってしまっています。
このあと、「きちんと話をききなさい!」などと叱ってしまってはますます事態は悪化しますね。
早く気づくには知識が必要です。声かけのタイミング1つで教育効果が変わってくると知る。まずはここからがスタートです。
特徴2: 子供の体験を最重要と考え、子供に生き方の基礎を与える
モンテッソーリ メソッドでは、「最重要なのは生き方の基礎となる体験を提供すること」とされています。そのための手段として、「モンテッソーリ子供の家」とか「モンテッソーリ教具」といったものを使っているのです。
子供にさまざまな体験をさせることに適したものに触れ、子供が自分で活動することによって、人生で必要となる能力を伸ばしていく。これが モンテッソーリ メソッドの考え方です。
本書「子どもの才能を伸ばす最高の方法モンテッソーリメソッド」では、モンテッソーリ メソッドを取り入れた幼稚園などの事例も出てきますが、家庭での教育をメインに取り扱っている本サイトでは深入りすることは避けます。
家庭でできる取り組みで効果が高いものとしては、 土いじりや海外旅行など、様々な経験を積ませることなのですが、時間やお金の制約があり誰にでもおすすめできる方法は見当たりませんでした。
そこで重要になってくるのが、次に紹介する 『敏感期』 という考え方です。
本書によると子供の発達段階には、「秩序の敏感期」、「感覚の敏感期」、「運動の敏感期」、「言語の敏感期」の4つがあり、それぞれ一定の期間をもっています。
これらの 『敏感期』について理解することで、親の努力は同じでも、最大限に子供を成長をサポートする方法がわかると思います。
もちろん個人差もあります。同じ 「秩序の敏感期」でも2歳と3歳では違います。 大切なのは、それぞれの時期を知っておき、チャンスが来た時に子供に環境を用意できるようにしておくことです。
特徴3:発達段階に合わせた関わりをする
『敏感期』 は、子供の成長のボーナスステージのようなものです。生物学的あるいは本能的に能力が発達しようとするタイミングがあり、そのタイミングに合わせたサポートを行うことで、同じ努力でも、最大限に子供を成長をサポートできるわけです。
つまり、ある活動をしたときに子供は1の成長をするして、『敏感期』に同じ活動をしたら2とか3の成長をするということです。 その教育効率は驚くべきものです!
・・・といっても、実際にどれだけ効果があるかは分かりません。そのあたりを数値的に研究して明らかにしていくことも幼児教育アカデミーの目的です。
現時点でどれだけ効果があるかはわからなくても、モンテッソーリ メソッドに効果があることだけは、数多くの書籍で語られていること、多くの幼稚園や保育園でも実践されていることから明らかです。
問題なのは、どれだけすごいかわからない方法に、苦労してまで取り組むことができる人間は少数派だということです。このサイトでは、少しの労力で最大限の教育効果を出すにはどうすればよいかという視点で、方法を解説しています。
上手くやるためのポイントは「いつ」、「どのような」経験を子供にさせればよいかです。それを知るために、1つ1つの『敏感期』について紹介していきます。
秩序の敏感期
3歳から6歳までの秩序の敏感期は、親や友達などの身の回りの環境に適応する時期です。
子供は、どのような時に、何をやったら、どうなるのか、ということをわかった順に秩序立てて理解していきます。そして、環境について理解して安心したいと思っています。
この時期の子供は、いつも同じ結果になるとわかっている遊びや、同じ手順で出かけることで安心感を得ます。
親がするべきことは次のようなポイントです。
- ポイント1: 起きる時間や食事の時間を規則正しくする
- ポイント2:わかりやすく、一貫したルールで子供に接する
- ポイント3:遊ぶ場所やおもちゃの種類を決まったものにする
感覚の敏感期
0歳から2歳までの 感覚の敏感期は、視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚の五感が鋭敏になる時期です。この期間に感覚器官をどれだけたくさん使うかによって、その後の感覚器官の敏感さが変わってきます。
逆に言うと、この時期に使わなかった感覚器官はドンドンさび付いて失われてしまいます。
あくまで感覚器官だけの話ではありますが、子供の世界がどれだけ広がっていく可能性があるかが6歳までに決まってしまうということなんですね。
親がするべきことは次のようなポイントです。
- ポイント4:いろいろな場所に連れて行く
- ポイント5:できるだけ多くの種類の音楽を聞かせる
- ポイント6:テレビを見ながら、スマホをいじりながら、などの「ながら食い」をやめる
- ポイント7:食事の味や食材について積極的に話をする
個人的に一番大切だと感じているのは食事の時間です。ダラダラとテレビを見ながら食べるのか、家族で料理の味や匂いなどいろいろなことを話しながら食べるのかによって、子供が6歳になった時の五感の敏感さは大きく違ってくることでしょう。
お出かけの場所や頻度についてはお金や時間の関係で自由にできないかもしれません。
ですが、アマゾンのamazon musicや4000万曲以上の無料で全曲フルアクセスできるSpotifyなどを使えば、子供にいろいろな音楽を聞かせることができます。
また、万能ではないので誰にでもおすすめするわけではないですが、フラッシュカードを使うのも一つの手だと思います。
運動の敏感期
0歳から2歳半までの 運動の敏感期は、子供が体の動かし方を覚える大切な時期です。はいはいする、あるく、はしる、よじのぼる、とびおりる、なげる・・・、子供は思うように動かない体をどうにかこうにか動かして運動の仕方を学びます。
ここでどれだけ体を動かしたかによって、その後の基礎体力やいわゆる運動神経が決まってきます。
親がするべきことは次のようなポイントです。
- ポイント8:できるだけ子供の好きなように遊ばせる
- ポイント9:キャッチボールや逆立ちなど、子供といっしょに遊ぶ
基本的に子供は勝手に運動したがるので、遊びを禁止しないことがポイントです。
言語の敏感期
0歳から6歳までの 言語の敏感期は、言葉を聞いて理解できるようになるための時期です。
言葉という人間にとってかなり重要な能力だからかもしれませんが、比較的長い期間続きます。
生まれてから2歳頃までは、人の声を本能的に聞き分け、無意識に学習します。
そのあと6歳頃までは、意識的に言葉を学習するようになっていきます。
この時期の子供は、人の話す言葉をマネして語彙を増やしていきます。マネをする種類を増やすこと。マネをする回数を増やすこと。この2つのアプローチが大切です。
親がするべきことは次のようなポイントです。
- ポイント10:できるだけ子供のお話に付き合う
- ポイント11:2歳頃までは英語も含め、いろいろな音声を聞かせる
- ポイント12:2歳から6歳までは、語彙を増やすために会話の中でいろいろな言葉を使うようにする
これからの子供に求められる能力とは?
いかがでしたでしょうか?モンテッソーリ メソッドの知識を高めて、それを活かして子供の家庭での時間の使い方に、 すこしでも良い影響を与えることができたら幸いです。
当サイトでは無料迷路で知育できることをアピールしているのですが、モンテッソーリ メソッド的にはガンガン使っていくという感じではないですね。
迷路をしていれば知力が付くので、子供に与える経験の1つとして活用していただければと思います。正直、毎日ひたすら迷路だけをやっていれば賢くなれるという意味ではないですよ。(まさかそんな勘違いをしている方はいませんよね?)
幼児教育アカデミーでは、迷路という共通のツールを親子で持ち、あらゆるチャンスで子供に教え諭していくことが大切だと考えています。例えば、「ゴールの方向と大まかな壁の位置を見て、いけそうな方向に進むと解きやすいよ」というような話です。
これって受験とか仕事の進め方でも同じですよね?受験勉強を英語と数学どれからとりかかるかとか、A商事とB商事どちらにアプローチしていくべきかとか・・・。
これからの時代は、終身雇用の崩壊、人工知能(AI)の登場によるAIを使える者とAIに使われる者の格差拡大、銀行・年金・社会保険という現代金融システムの限界による地殻変動、といった困難に打ち勝つだけの能力が子供には求められています。
みんなと同じような学校に行って、みんなと同じような考えで勉強して、みんなと同じようなルールで就職して。。。
そんな人生を子供に歩ませたとしたらと考えたとき、とてつもない恐怖を感じました。でも将来どのようなリスクがあるの具体的にはわからないし、どう対処すればいいかもわからない。どうすれば子供が幸せに生きられるのか知りたい。自分にも人生の意味があり、何かを成し遂げる必要があるとしたら、今何をしたらよいのだろうか。。。
上記のようなことを真剣に考えた結果、みんなで学べるコミュニティが必要だと思い、作ったのが幼児教育アカデミーです。こちらのページに詳細があるので、よかったら見てみてください。
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